701 Enduroの試乗インプレッション
701 Enduro(Husqvarna)の2016モデルを試乗してきました。
オフロードバイクに乗ることがこんなに難しいとは思いませんでした。
また、いかに自分が高級バイクに甘えていたかがわかりました。
701 Enduro 所々カスタムされているが、乗り心地には影響しない。
オンロードバイク乗りから見た違い
オンロードバイクでは当たり前のように感じていた部分が違かったためかなり戸惑いました。
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想定以上に車高が高く感じた
オンロードバイクでは両足を使って踏ん張ることが当たり前でした。
910mmの車高でも両足の親指の腹が着くから問題ないだろうと高をくくっていたら、信号待ちでまったく踏ん張れなくて…急遽片足で踏ん張ろうかと思ったら、さらに半尻をずらさないといけませんでした。しかもその状態でも足が攣りそうになりました。
革パンを履いていると半尻をずらすのも大変でした。
これはバイクに慣れることで克服できそうですが、試乗する段階では危なすぎてあまりと遠出はできなかった。
乗り換えた場合は慣れるまで車高を下げてもらったほうがよさそう。
↓思ったより車高が高かった…。
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クラッチレバーの遊びが少ない
オンロードバイクの場合クラッチレバーにかなりの遊びがあり、まず初めに体で覚える必要がありますが、大体「アイーン」とか「二重の極み」の位置とかで半クラになります。
このバイクの場合、手を握った状態から少し緩めるだけで半クラになるため、感覚をつかむのに戸惑いましたが、調整でなんとかなりそう。
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チェンジペダルの位置が高いため足の置き場がよくわからなかった
チェンジペダルの位置が高いためステップを踏んだ状態でペダルに足を掛けると、勝手にシフトダウンしてしまいます。
ステップがトゲトゲしているせいもあり、シートに座った状態で足を滑らせて位置調整することも難しかった…。
この辺りも調整でなんとかなります。
高級アドベンチャー乗りから見た困ったこと
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燃料計が無い
燃料計くらい今のバイクにはほとんど付いていると思いますが、まるでVTR250時代に戻った気分でした。幸運にもTripメータがあるため給油後にメータをリセットすればどれくらいは知ったかわかります。
ダッシュボードは極限までシンプル。タコメータすらない…。
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振動がキツイ
タコメータが無いので、どの回転数で振動が少ないかが分からず、感触でつかむしかなさそう。
軽いバイクであるため振動はある程度覚悟していたので特に問題はないが、長距離ツーリングでどれくらい手が痺れるだろうか。
Multistrada1200Sの場合1日600km走っても軽く手が痺れる程度で済んでいました。
2017モデルでどれくらい改善されているかが期待される。
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風が辛い
スクリーンが全くないため市街地走行でも風が全身に当たる。さらに車重が軽いため横風でバイクが傾く。
VTR250も同じもんだったのであまり気にしないが、どうしても気になる場合はスクリーンを付けよう。
Multistrada1200Sの場合1日中走れる程度に風は気にならない。
Multistrada1200Sから乗り換えた場合に失うもの
- 積載力
- 走行モードチェンジ
- クルーズコントロール
- 足着きの良さ
- 振動の軽さ
- 風耐性
701 Enduroに乗り換えた場合に得るもの
- オフロード走破性
- バイクの軽さ
- エンジン熱の軽減
結局どうするか
自分がどれだけポンコツなバイク乗りであるか理解できました。
また、Multistrada1200Sがどれだけ乗りやすいバイクか再確認できたところですが、このバイクにいつまでも甘えていたくもないので、前向きに乗り換えを検討しようと思います。
その前にオフロードバイクの乗り方について調べる必要ができました。